
日本呼吸・循環器合同理学療法学会学術大会2023(第9回日本呼吸理学療法学会・第7回日本循環器理学療法学会)が、木村雅彦 大会長のもと、合同で開催されることをとても喜ばしく思っています。
それぞれの専門領域において、多職種が参加し議論する学術大会は昨今では多く開催されております。一方で、領域横断的なディスカッションが不可欠な理学療法の学術大会においては専門分化がすすみ、他領域の最先端の知見や取り組みを知る機会や、新たな理学療法関連の研究者・臨床家との出会い、ディスカッションの場は減ってしまっていることも事実です。ブロック学会や県学会には多忙な最先端の研究者などが参加する機会は限られており、臨床家とのディスカッションは十分に行われていないことが多いと認識しています。私自身は、過去に行われていた理学療法の全国学会をとても楽しみにしており、参加した際は極力普段とは違う領域のセッションに参加をする様に心がけていました。
今回、呼吸と循環の2分野ではありますが木村大会長と多くの準備委員の皆様のご尽力のおかげで合同学会が開催されることを契機に、再び他領域との交流の大切さが改めて認識される機会となることと思います。様々な理由で対面での参加が制約されている方にも配慮し、ハイブリッド+オンデマンドの開催形式となっているため多くの準備や経費がかかりますが、そのコストに見合った実りある成果を皆様と創り上げられることを楽しみにしております。
2022年10月吉日
日本循環器理学療法学会
理事長 神谷健太郎