
日本呼吸・循環器合同理学療法学会学術大会2023が、木村雅彦大会長(杏林大学)、瀬崎学副大会長(新潟県立リウマチセンター)、高橋哲也副大会長(順天堂大学)のもと、多くの準備委員により開催に向けて企画・準備が進められています。日本呼吸理学療法学会学術集会(のちに大会)は2014年に第1回を開催して以来、今年度で8回目となり、次年度の合同学会は当学会としては第9回となります。昨年、当学会を含め13の分科学会は一般社団法人化を達成し、法人格を持った学術団体として新たな活動を開始しました。このような中、日本循環器理学療法学会と合同で学術大会を開催できることを心から嬉しく思っているとともに、内部障害理学療法の益々の発展に大きな期待を抱いています。
今回の学会のテーマは「誇りと信頼;日本の呼吸循環器理学療法」ですが、これは日本の呼吸理学療法、循環器理学療法それぞれが自ら誇りを持って学術活動に邁進し、社会から信頼を得なければならないという、我々の学会に与えられた熱いメッセージが込められたものだと感じました。呼吸・循環器理学療法は世界的にはこれまで多くのエビデンスが報告され、確立された治療法の1つであると認識されていますが、本邦で示されたエビデンスはまだあまり多くないため、それらを明確にしていくことが、今後我々がこの領域で生き残っていくためには絶対的に必要だと思われます。
肺(呼吸)と心臓(循環)は重要な血管で繋がっており、それぞれが協調的に機能することでヒトの生命活動が成り立っていますが、本学術大会はまさに呼吸と循環が協力しすることで、両学会の関係をより強固できる大変意味のある機会だと期待しています。
是非多くの方々にご参加頂き、呼吸・循環器理学療法の未来について熱く語り合う場になることを願っております。
一般社団法人 日本呼吸理学療法学会
理事長 玉木 彰